構築手順
1. 目的
本ドキュメントはFRUCtoS配布パッケージを用いて、FRUCtoSを動作させる環境を構築するための手順を説明した資料です。
本ドキュメントはソフトウェアのインストール、OSの環境設定など基本的なコンピュータ管理の知識とその操作権限をもつ方を対象としています。
また、本書ではDockerを用いた環境構築手順を中心に解説しているため、Dockerの基本的な知識があるとより望ましいです。
備考
例としてDockerを実行環境とする場合を記載しています。 他のDocker互換のコンテナ実行環境をお使いの方は、適宜読み替えてください。 設定ファイルも適宜書き換えてください。
2. FRUCtoSの全体像
本パッケージにより構成されるFRUCtoSの概念図と利用するTCPポートアドレス及びURLを下記に示します。
注意
本配布パッケージに予め設定されている各種情報や本書で示される設定情報は動作確認のためのものであり、実運用を考慮したものではありません。
特に、Keycloakを用いたGatewayの構成はあくまで参考実装であり、同梱のKeycloak-Gatewayはその実装サンプルです。 Keycloakを使用してFRUCtoSをご利用の際は、管理者アカウントのパスワード変更や実装先に合わせた構成の見直し等、セキュリティ対策を十分に行ってください。 使用時に発生したトラブルにつきまして、利用者が一切の責任を負うものとします。