操作マニュアル
1. 目的
本マニュアルは、FRUCtoS管理システムの操作方法を記載しています。
FRUCtoS管理システムの構築手順は「構築手順」を参照してください。
2. はじめに
2.1 利用環境
FRUCtoS管理システムは以下のWebブラウザでの利用を推奨します。
- Google Chrome 最新版
上記環境であっても、PC環境の組み合わせ・設定等により、動作や表示が正常に行われない場合があり、必ずしも動作を保証するものではありません。
2.2 注意事項
- 管理システムはJavaScriptを使用しています。ご利用のブラウザでJavaScriptの設定が無効になっている場合は有効にしてください。
- 以下のブラウザ操作は行わないでください。正常に動作しない可能性があります。
- 戻る/進む ボタン
- ページの更新
- URL直接入力による画面遷移
- ログイン画面以外のブックマーク
- 閉じる ボタンによるログアウト
- 30分間アクセス操作(ボタンのクリック)を行わなかった場合はタイムアウトとなり、編集中の内容が失われます。
3. ログイン/ログアウト
3.1 ログイン
-
Webブラウザを起動し、
http://localhost:8180/fructos-admin/
にアクセスします。
お気に入りやブックマークに追加しておくと、次回ログイン時にURLを入力する手間を省くことができます。
※ 上記ホスト名はデフォルトの場合です。構築した管理システムに合わせて変更してください。 -
ログインユーザ名とパスワードを入力し、[ ログイン ]をクリックします。
初回ログイン時またはアカウントを登録していない場合は以下の初期アカウントでログインしてください。ログインユーザ名:admin
パスワード:Pa55w0rd
ログイン後、必要に応じてアカウント登録を行ってください。
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ログインユーザ名
ログインするアカウントのログインユーザ名を入力します。 -
パスワード
ログインするアカウントのパスワードを入力します。
※ 半角英数字記号のみ入力可能です。
ログインに失敗する場合
ログインに失敗する場合は、次の原因が考えられます。
-
ログインユーザ名やパスワードが間違っている
ログインユーザ名やパスワードは、大文字と小文字を区別し、正しく入力する必要があります。 -
FRUCtoS 管理システム DB の Docker コンテナが起動していない
「構築手順」を参照し、Docker の起動状態を確認してください。
3.2 ログアウト
- 画面左上の[ ログアウト ]をクリックします。
ログアウト後はログイン画面に遷移します。
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4. サーバ設定
FRUCtoS サーバの起動/停止や外部Terminologyサーバの利用有無、バリデーションの実行ON/OFFなどの設定変更を行うことができます。
4.1 サーバ設定画面へのアクセス
- メニューの[ サーバ設定 ]をクリックします。
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4.2 FRUCtoS を起動/停止する
FRUCtoS の起動/停止状態を確認する
- FRUCtoS の起動/停止状態は「状態」で確認することができます。
- 起動している場合
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- 停止している場合
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FRUCtoS を起動/再起動する
- [ 起動 ]をクリックします。
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- 確認ダイアログが表示されます。起動する場合は、[ はい ]をクリックします。
既に起動している場合は再起動を行います。
※管理システムから再起動を行った場合、docker-compose logs(docker-compose 1.xの場合)コマンドでFRUCtoS のログを確認できなくなります。
- 起動/再起動完了後、完了ダイアログが表示されますので[ 閉じる ]をクリックします。
※ 正常に起動/再起動した場合、およそ 30 秒後に完了ダイアログが表示されます。
FRUCtoS を停止する
- [ 停止 ]をクリックします。
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確認ダイアログが表示されます。停止する場合は、[ はい ]をクリックします。
-
停止完了後、完了ダイアログが表示されますので[ 閉じる ]をクリックします。
4.3 FRUCtoS の設定ファイルの内容を更新する
- 更新する設定項目の内容を編集します。
※「現在の設定値」には FRUCtoS の現在の設定情報が表示されます。
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- 設定値
テキストボックスは半角英数字記号のみ入力可能です。
全て必須項目のため、必ず入力してください。未入力の項目は、更新しても反映されません。
- [ 更新 ]をクリックします。
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確認ダイアログが表示されます。更新する場合は、[ はい ]をクリックします。
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更新完了後、完了ダイアログが表示されますので[ 閉じる ]をクリックします。
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更新した設定内容は FRUCtoS を再起動するまで FRUCtoS の設定ファイルには反映されません。FRUCtoS の再起動を行うことを推奨します。
- FRUCtoS 再起動前の画面(例)
更新した設定値が FRUCtoS に反映されていないことを確認できます。
- FRUCtoS 再起動前の画面(例)
-
FRUCtoS を再起動することで、 FRUCtoS の設定ファイルが更新され、「現在の設定値」に更新した内容が反映されます。
- FRUCtoS 再起動後の画面(例)
更新した設定値が FRUCtoS に反映されたことを確認できます。
- FRUCtoS 再起動後の画面(例)
- FRUCtoS 管理システムから FRUCtoS 起動/再起動を行った場合のみ更新した設定内容が FRUCtoS に反映されます。docker コマンド等で起動/再起動を行った場合は FRUCtoS に反映されませんのでご注意ください。
4.4 FRUCtoS の設定ファイルをインポートする
-
[ ファイルを選択 ]からインポートする設定ファイルを指定します。
-
[ インポート ]をクリックします。
※ インポートする設定ファイルの記述形式が不正な場合はイ ンポートできません。
※ 独自に追加した項目のインポートはできません。
※ 設定内容が未入力の設定項目はインポートしても反映されません。
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-
インポート完了後、完了ダイアログが表示されますので[ 閉じる ]をクリックします。
-
インポートした設定内容は FRUCtoS を再起動するまで FRUCtoS の設定ファイルには反映されません。FRUCtoS の再起動を行うことを推奨します。
- FRUCtoS 再起動前の画面(例)
更新した設定値が FRUCtoS に反映されていないことを確認できます。
- FRUCtoS 再起動前の画面(例)
-
FRUCtoS を再起動することで、 FRUCtoS の設定ファイルが更新され、「現在の設定値」に更新した内容が反映されます。
- FRUCtoS 再起動後の画面(例)
更新した設定値が FRUCtoS に反映されたことを確認できます。
- FRUCtoS 再起動後の画面(例)
- FRUCtoS 管理システムから FRUCtoS 起動/再起動を行った場合のみ更新した設定内容が FRUCtoS に反映されます。docker コマンド等で起動/再起動を行った場合は FRUCtoS に反映されませんのでご注意ください。
4.5 FRUCtoS の設定ファイルをエクスポートする
- [ エクスポート ]をクリックします。
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- FRUCtoS の現在の設定ファイル(「現在の設定値」に表示されている内容)をエクスポートします。
- ファイルの保存ダイアログ表示、及びデフォルトの保存先フォルダはご利用のブラウザ設定によります。
更新やインポート/エクスポートができない場合
更新やインポートに失敗する場合は、次の原因が考えられます。
-
半角英数字記号以外の文字列を入力している
設定内容は半角英数字記号のみ指定可能です。設定値を確認してください。 -
インポートするファイルの記述形式に誤りがある
エクスポートしたファイルを使用してください。
ファイルのエクスポート手順はFRUCtoS の設定ファイルをエクスポートするを参照してください。 -
FRUCtoS へのアクセスに失敗している
FRUCtoS のDockerコンテナが正常に起動しているか確認してください。
管理システム構築時に設定するFRUCtoS のDockerコンテナのIPアドレスが合っているか確認してください。
エクスポートに 失敗する場合は、次の原因が考えられます。
- サーバ設定画面に設定内容が表示されていない
サーバ設定画面マスタが未登録等の理由で設定項目一覧が画面に表示されていない場合は、エクスポートできません。
サーバ設定画面マスタをインポートしてください。サーバ設定画面マスタのインポート手順はFRUCtoSの設定項目を追加・変更するを参照してください。
4.6 FRUCtoSの設定ファイルの項目について
サーバ設定情報の各設定項目について説明します。
削除レスポンスにペイロードを含めるかどうか(true/false)
Delete インタラクションへの応答にペイロードを含めるかどうかを設定します。含める場合、返却される Bundle に OperationOutcome がセットされ、 HTTP ステータスコードは200が返却されます。含めない場合は OperationOutcome はセットされず、HTTP 204 が返却されます。
- デフォルト値:
true
(含める)
contains.payload=true
$expand操作時のexpansionの最大値
バリューセットを展開する $expand オペレーションを実行した際の expansion の最大値を設定します。 expansion がこの値を超える場合、 too-costly 拡張を伴う ValueSet が返却されます。
- デフォルト値:
1000
expand.too.costly=1000
1ページに返されるリソースの数
searchインタラクションに対して複数のリソースが返却される際、1ページ当たり最大何件のリソースを返却するかを設定します。
- デフォルト値:
20
page.count=20